モノクロ
光あるところに影があり
影あるところに光がある
良いがあれば悪いがある
悪人がいれば善人もいる
善悪がともに肩を並べて
今日も仲良く生きている
切っても切れない硬い絆
見渡す限りのモノクロが
今日も仲良く生きている
これから先も肩を並べて
くらげ
海月のようにゆらゆらと
感情に左右されずに漂い
流れのままにゆらゆらと
仕事も人間関係も忘れて
あるがままにゆらゆらと
そんな海月に憧れている
睡魔の海から手が伸びて
引きずり込まれるこの身
夢の中で僕は海月になる
夢と幻
感情があるから喜怒哀楽があり
感情がなければ何も生まれない
感情が幸せと不幸を造りあげる
幸せも不幸も最初からただの幻
何十億の幻で成り立つこの世界
最初から何も存在しない夢と幻
矛盾
忙しさに心は荒んで
何もかもが煩わしく
全てを忘れたいのに
それが出来ない日々
逃げ出せばいいのに
それが出来ない君は
結局変化を恐れてる
変わることを望んで
変わることを拒んで
矛盾の日々を生きる
結局人生そんなもの
月
月は優しい光を平等に分け与えてくれる
誰に対しても差別することなく照らして
見守るように今夜も夜空で微笑んでいる
しかしその裏では無数の痛みを背負って
ボロボロになっていることを隠している
傷つくことの痛みを知っているからこそ
月は平等に人間たちの心を癒してくれる